春の温かい陽気に見舞われ、外は桜が満開の時期を迎える中、スプリングコンサートが開催されました。
当日は100名近くの方が集まるイベントに参加させていただきました。
演奏者は、クラリネットの崔賢順さん、ピアノの中川千絵さん。
明るいイエローの衣装を身にまとい、華やかなスタイルで登場されました。
最初の曲はクラリネットポルカ。テンポの良い楽しい曲調で、会場の空気を温めていきます。
崔さんは非常にMCが上手で、曲のあいだにさまざまな話題を織り交ぜながら、
飽きないように工夫を凝らしていきます。
続いては「愛のあいさつ」
ゆったりとしたテンポの中で、クラリネットを華やかに奏でます。
中川さんのピアノのアシストも非常に素晴らしく、両者がうまく絡み合った
素晴らしい演奏でした。
3曲目の「川の流れのように」の演奏が始まったとき、会場の雰囲気が変わりました。
馴染みのある曲が流れて、皆さんが耳を凝らして聴いているのがよく分かります。
小さく口ずさんだり、鼻歌を歌う人がいたり、会場全体に一体感が生まれてきて、
とてもいい雰囲気になってきました。
往年の大スター、美空ひばりさんはやはりすごいですね。
4曲目の「見上げてごらん夜の星を」は、憂いを帯びたクラリネットを、
ピアノがやさしく寄り添いながら、ハーモニーを奏でていきます。
2人の息もぴったりで、思わずうっとりと聞き入ってしまう、美しい演奏でした。
続いては、中川さんのピアノソロ「子犬のワルツ」
中川さんのピアノタッチはとても的確で、緩急のついた素晴らしい演奏を披露しました。
3歳からピアノを習い始めたという中川さん。曲を聴いていると指がもつれそうに
なってきますが、中川さんは難なく弾きこなしていました。
続いて滝廉太郎作曲「花」、沖縄民謡「花」「風笛」「さくらさくら」と続きます。
春の季節にピッタリな選曲で、音楽で春を感じさせてくれます。
「美女と野獣」「オーバー・ザ・レインボー」は、
非常に雰囲気のあるしっとりとした曲で、崔さんの美しいクラリネットの音色に
観客の皆さんは耳を澄まして聞き入っていました。
最後の曲は「チャール・ダーシュ」
テンポが非常に早く、思わず指がもつれてしまいそうになりますが、
崔さんは、クラリネットをなめらかに吹きこなしていました。
アンコールは「フニクリ・フニクラ」
テンポの良い楽しい曲で、最後は会場全体が手拍子で盛り上がりました。
観客の人からは笑顔も見られ、とても楽しそうにしている様子が印象的でした。
アンコールを含めて全部で13曲の演奏でしたが、
1時間があっという間に過ぎていきました。
どれも一度は聴いたことのある曲ばかりで、
誰もが気軽に楽しめる、素晴らしいコンサートでした。
演奏を有難うございます。
<曲目>
クラリネットポルカ
愛の挨拶
川の流れのように
見上げてごらん夜の星を
ピアノソロ:子犬のワルツ
滝廉太郎作曲 「花」
沖縄民謡 「花」
風笛
さくらさくら
美女と野獣
オーバー・ザ・レインボー
チャールダーシュ
<アンコール>
フニクリ・フニクラ